ロボットマン

インセプションのロボットマンのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.5
2021-90
初視聴 2011年08月27日 DVD

多分3度目か4度目の鑑賞。少し前にテネットを観て久しぶりに観たくなった。
初めて観た時は衝撃が大きすぎてエンドクレジットが終わるまで呆然としてたのを覚えてる。
夢というあやふやなものをしっかりと映像化しルールも分かりやすく、インパクトのあるアイデアや映像も話の流れで自然に出してくるので無理矢理感もない。
改めてノーランはプロットの組み立てが異常に上手いと感じる。
ノーラン作品はたまに難しい、難解という意見をみるけれど、実際は複雑(ややこしい)なだけで、その複雑なストーリーを丁寧に説明しながら分かりやすく見せてくれているので実はとても易しくなっているのではと思う。
初めて観た当時は今ほど映画も観ていなかったのでマイフェイバリットとしては他に比べる映画は数えるほどしか無かったけど、今ではインターステラーやテネットなどのノーラン作品に追い抜かれてしまった。いや、テネットとはかなり競ってるかなぁ。
とにかく並の天才映画監督なら生涯一本取れるか取れないかの傑作を立て続けに撮ってしまう化け物。
個人的にはオールタイムで最も才能のある映画監督なのではと思う。

インセプションが綺麗に整頓された物が多い部屋だとすると
テネットは緻密に計算された散らかった部屋。
インターステラーは馬鹿でかい本棚。