たけふ

インセプションのたけふのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.0
荘子の胡蝶の夢を想起させるような作品。
果たして今生きている世界が現実か夢か、それは誰にも分からない。そんなことを考えているとデカルト的な懐疑論に陥ってしまうが…
しかし、哲学的にみても五分前に世界が創造されたという仮定を否定することは出来ないのだから、ましてや夢か現実かの判断は非常に難しいと感じた。

また、主人公達は一種の明晰夢のような状態を作り出しており、夢の夢、それのまた夢という複雑なストーリー展開になっている。そのため、ぼけーっと見ていては何も分からない。
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