「度肝を抜かれる映画が観たい！」
っていう方に、お勧めしたいのが、この作品。
『インセプション』。
まさに、度肝を抜かれました。〈衝撃〉でした。こんなにクウォリティの高い作品だったとは！今まで観ていなくてちょっと後悔するくらいの出来です。クリストファー・ノーラン監督の作品は前に『インターステラー』を観ただけだったのですが、この作品と比較してみるとやっぱり似ていますね。異次元（夢の中）へと移動するところとか、クールなところとか。そう、クールなのです。夢の夢の夢の中へと降りてゆく展開、知的な会話、高度な技術、ストーリーからカメラワーク、色彩、そして終わり方まで、すべてがクールに創られているのです。
ちょっとでも間違えればB級（あるいはC級）映画になってしまいそうな、とても高度なストーリー。それを、非の打ち所のない、完璧な映画へと仕上げたノーラン監督は、天才だと思います。本当に凄い。まだ2作品しか観ていないけれど、2作とも度肝を抜かれるって凄いことですよね（笑）。これはいけない。身体にも悪い。
オープニングから、最後の1秒まで、力を抜くことができません。緊迫した空気、そして、高度なストーリー。観終わるとクタクタになります。だから、「今日は気楽に観られる軽くて楽しい映画が観たいなぁ」なんて日にはお勧めできません。観終わった後にそのまま立てなくなる恐れがありますから。体力が有り余っていて、なおかつ、「今日は高度で質の高い、度肝を抜かれる映画が観たいなぁ」っていう日に、もしよかったら観てみてください。夢の夢の夢の中を、度肝を抜かれる体験を、是非、味わってみてください。
☆
ふぅ、これで2作目。クリストファー・ノーラン監督作品。お腹いっぱい？ いえいえ、とんでもない。
次は『メメント』を観てみたいと思います。
