このレビューはネタバレを含みます
虐殺の加害者側が喜々として自らの殺人を再現してみせる異色のドキュメンタリー。インドネシアで虐殺があったことも知らなかったのでショック。
殺人の再現をしているのに笑ってしまうほどにチープで、「ザ・レイド」が作られたのと同じ国とは思えなかった。ジョニー・トー映画の常連の林雪に似ている人がいたのもコミカルにみえた一因だったと思う。
共産主義者を1000人以上殺したアンワルさんが、自分がいかに残酷だったのかにラストで気付くのだけど、この映画が公開されたことでインドネシアにどういう影響があったのか気になる。