作家であり詩人のチャールズ・ブコウスキー…彼が自ら脚本を務め、自身の20代半ばの日々を描いた自伝的ストーリー…ようやく鑑賞ですっს
数多の有名人をファンに持つブコウスキー…今作の監督バーベット・シュローダーもそのひとり…念願叶っての作品です…。
『酔いどれ詩人になるまえに』のマット・ディロンのめちゃカッコいいブコウスキーも素敵でしたが…今作はムチムチ、ポッコリお腹のミーキー・ロークのブコウスキー…ところが彼が堪らなく可愛らしく愛おしい…。
冒頭の♬ Hip Hug-Her / Booker T. & The M.G.’s で掴みはバッチリ…。
ダウンタウンのバーでお酒を煽っては喧嘩ばかりしている売れない作家のヘンリー(ミッキー・ローク)…。
犬の様に暮らし金持ちに唾を吐く…感性豊かで繊細な性格の彼はどこにも属すことなく気ままな暮らしを送ります…。
そんなある日…バーでひとりの女性と遭遇…
“She looks like a kind of distressed goddess.”
彼女は悲しみの女神のようだ…
あれ〰︎バーフライの中に見覚えのある顔…ブコウスキーがカメオで出演…!!
“Just one thing… I want never fall in love. I don’t wanna go through that. I can’t.”
ー “Don’t worry. Nobody’s ever loved me yet.”
ひとつ言っておくわ…恋なんかしたくない…
2度としないわ…
ー 心配するな…俺を愛する女なんていない…。
ヤサグレ感たっぷりの男前ワンダ(フェイ・ダナウェイ)がカッコ良くて素敵…お互いに同じような生活を続けるふたり…いつしか愛し合うように…。
ブコウスキーの紡ぐ言葉は一言も聞き逃したくないくらい沁み入ります…なんてロマンティストなの…。
そして、ほぼ夜の薄暗いバーや汚いアパートですが…色彩もペール調で優しく…部屋の窓から見えるペガサスのネオンライトは酔いどれ詩人ヘンリーをいつも見守ります…。
アル中が主役なのに、まるで絵本みたいな世界…これも名匠ロビー・ミューラーのマジック…。
何よりお気に入りは…部屋の左右の壁をまるで額縁のようにワンダが行ったり来たり…なんて絵になるのでしょう…美脚と共に動く絵画に見惚れます…。
薄汚れた部屋にブコウスキーが大好きなマーラーやモーツァルトの音楽がこんなにも落ち着くなんて…
ヘンリーとワンダのフワフワした日々を魅力的な台詞と音楽と共にずっ〰︎と愛でていたい…ෆ*
thanks to; leylaさ〰︎ん 𓈒 𓏸 𓐍
thanks to; のんchanさ〰︎ん 𓈒 𓏸 𓐍