光一

エージェント:ライアンの光一のレビュー・感想・評価

エージェント:ライアン(2014年製作の映画)
3.3
CIA系アクションサスペンスと呼べるものは沢山ありますが、この作品の特徴を挙げるとすれば、「知性がほとばしっている点」かなと思いました。キレッキレな人たちの行動一つ一つに、思考の回転や思慮深さが見えて、恰好良かったです。
 
ただ、ライアンの動き方とか、ハーバーの役柄とか、めっちゃくちゃ良い演出なんですけど、ヒロインの言動がとにかく流れをぶち壊しまくってる作品でした。「前半に滲み出ている人格から、後半の言動が生まれる根拠」を示して欲しかった。(でも、「これが良いんじゃーん!」って思う人もいるかもですね!)
 
あ、あと、「報われない人たちがどう報われずに終わるか」とか、最後の最後までちゃんと表情を映していた点も良かったなあ。
 
シナリオ点4
構成点3
演出点3
映像音楽点4
印象点3
エモーショナル点3
追加点×
総合点3.3
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