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罪の手ざわりのhideologyのレビュー・感想・評価

罪の手ざわり(2013年製作の映画)
4.0
高度経済成長と資本主義が蝕む現代中国。

普段我々が見聞きする事の無い中国郊外の底辺の人々の日常の風景とそこで息づく日々の営みを丁寧に描く。

そこに映し出されるのは生きる事のやり切れない切なさ。逃げられない悲しみ苦しみ闇と葛藤。そしてその日常に同時に存在する光景や文物は効果的に暗喩や皮肉として無言でそれを物語る。

これが2013年の中国のリアル。
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