映画のタイトル、ジャケットのフォント、色合いが某有名ゲームの映画とそっくりですが、内容は全く別物でした。とりあえず謎の無人島（音無島＝サイレン島）の話しです。

サイレン（あっ言っちゃった）が聞こえるのではなく、ゾンビが出てくるんですが…そこまでが長い！

（以下ネタバレしてるかもしれません）

「さ〜いれ〜んと〜ぅ、さ〜いれ〜んと〜ぅ、さ〜いれ〜んと〜ぅ、さ〜いれ〜んと〜ぅ……」と謎のタイトルコールから始まり…。

何故かいちご狩りのシーンになります。一応ロケという体でPOV方式で撮影されているんですが、とにかく序盤からグダグダ。ひたすら亜紗美姉さんに甚振られるAD。どうでもいいです。不必要なシーンが多すぎます。

そして旅館の女将が出てきて「音無島」の存在を知ることに生るんですが…。これ完全にアドリブですよね？？生焼けの肉とか食わされてキャストが普通に吹き出してます（汗）これ本当にホラー映画？？

その後「音無島」に上陸しますが、ここでも暫くグダグダの即興を観ることに。それが終わるとやっとこゾンビが登場（既に尺の半分以上が経過）。ADがゾンビに襲われますが、すぐにまた変な寸劇を観る羽目に。おそらく「ドS女！」と罵りたかったであろうところを「ドM女！」と言っていたり、かなりオカシイことになっています。

そして始まる謎の儀式。ハンディカムの望遠で映しているのか手ブレが酷く、スゴく酔います。しかもここでもアドリブで会話しているっぽく、まさに苦行でした。かなり長いことやってます。

結局のところ映画全般がこんな感じなので中身もなければ怖くもありません。この作品はホラーなのか何なのか、この緊張感の無さは半端ない！

ぜひ即興コントとしてお楽しみ下さい！

昔ひょんな事からこの映画を観る機会がありました。
しかしそれは悪夢のような出会いでした…

内容は面白い映画を撮るという気持ちなんてさらさらなくやる気ゼロ。
ネタに走るにしても滑ってるしどうしようもない。

とりあえず強烈な思い出として頭には残りました。

旅番組のクル―が訪れたＳ県Ｉ市（静岡県伊豆市ｗ）で温泉、グルメ、イチゴ狩りと順調に撮影を終えて立ち寄った宿泊先の女将から紹介された何年かに一度だけ干潮時に陸続きになる島・音無島（オトナシマ）に渡ったクル―が体験する想像を絶する奇怪で悲惨な顛末を描くフェイクドキュメント。

えーーと、タイトルとジャケ写は難度が高いあのゲームのパクリですね。
で、音無島→音無→サイレント→サイレン島も面倒かったんですが、一応触れておきましょうか。

この作品、モキュメンタリー系の特におバカ系が好きな方しか無理ですｗ
前半３０分はＡＶ女優っぽい２人のレポーターとなぜか練乳とポン酢を常に携帯するおデブディレクターの珍道中をこれでもかっ！って垂れ流します。
おでぶちゃんがなかなかのキャラ立ちで、２人のレポーターに蹴られ、殴られ、弄られまくりなのに能天気。
２人のレポーターもドＳキャラと大人し目のキャラと対比がきちんと（？）成されてます。

しかし、まぁ先ずこの３人のやり取りを３０分にも渡って時間を割く必要があったのかは不明。
目先が利く方はこの後も同じような緊迫感の欠片も無い展開が続くことを察知し、レコーダーからディスクを抜き去ることでしょう。
否、そもそもこのディスクを手に取らなかったはず♪ぷっ♪
それはある意味正解ですが、おバカ系が好きな方はこの時点で３人のキャラに徐々に嵌ってるはずなので後半まで期待値下がらず。
前半の見どころは文句なく宿の女将♪
この女将の力技的な”調理”は必見ですぞ！

後半はやっとこさかの地へ。
そこでクル―が体験する驚天動地の奇怪な出来事に観客は仰向けに倒れることでしょう。
『ゴーストハウス２』や『キューマンキャッチャー』、そのまんまの『案山子男』が日本にも居たんですぞ！！
モンペに藁の編み傘、そして左右に揺れながら”1歩歩いて2歩下がる”の歌詞が聞こえてきそうな、アンバランスかつぎこちない動きで迫りくる（結局1歩下がってるんですがｗ）和製ゾンビの正体は？そしてクル―は再び本土へ帰還できるのか！？

後半部分は勿論デフォルメレビューですが、後半の怒涛の展開（勿論緊迫感は皆無ですがｗ）はホンマに笑えます♪
怖がりたい方は絶対スルー推奨、おバカ系が好きな方は是非ご覧下さい。
「誰が怖いかって？当然人間だよ」と天から声が聞こえてきそうな作品です。