mari

7番房の奇跡のmariのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

だいぶ言葉も辛辣になるし
明け透けな感想になるので、
久しぶりのネタバレで。

こういう類の美談的な流れは
ひどくムカつくし嫌いなんですよね。

それならあの時に、あの瞬間に、
何とかしようともっともがいて足掻けよって
多方面に対してつい思ってしまって。
自分だったら何もできないのかもと思いながらも
感情がどうしてものめり込んでしまって。

心配蘇生の手順を従順に優しく辿った人の
顛末がこんなことになるなら、
人は誰も人を助けなくなる。

プライドとか権力とか政治とか、
知らねえよ、うるせえよ。
人の命と尊い優しさを何だと思ってるんだよ。

たくさんの柔らかい奇跡が詰まっているけれど、
本当に欲しかった奇跡や真実は
もう手に入らないのが本当にやるせない。

たくさん泣いた。
どうか心が清らかで優しい人に幸せを。
mari

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