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7番房の奇跡のchupakaburaのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

内容的には重くつらい映画なのに7番房の囚人たちの抜けた感じやイェスンのかわいさに思わず笑ってしまう場面があって重苦しくならないのがよかった。冤罪で刑務所に入ってしまった知的障害の父と娘の親子愛とその親子愛に触れ、助けようと奮闘する囚人や看守の話ですが、結果だけで言えばほんとに無念だし悔しいし、警察や司法のずさんさに疑問を抱くけど、ただ真っ直ぐにイェスンのことだけを考え守りぬいた父が注いだ愛情が成長したイェスンにとってとても大切なものになってることはこの模擬裁判で父親の無念を晴らそうとする姿を見て伝わりました。いい仲間たちと看守に出会えてかれらのやりとりに一緒になって一喜一憂して笑ったりほっこりさせてもらったからこそ最後のお別れのシーンは本当に心が痛んだ。ハッピーエンドではないけど幸せな時間は確実にあそこにはありました。
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