父親が失踪し、大学を除籍になった若者が周囲に利用されてホームレスへと堕ちていく。
この手の「現代社会の底辺でもがく若者」を描く映画はリアルであるかが評価軸になると思うが、この映画からはリアリティをあまり感じなかった。
風景とかの映像的ディティールは良いんだけど、感情表現が嘘くさかった。
誰もいないのに独り言で心情をペラペラ説明したり、心情示すための動作が紋切り型だったり。
そんな奴はいない、で脳が映画を遮断してしまった。
ストーリーもホストになってからが冗長だし、全体通して主人公に好感が持てないのも辛かった。