サブプライム住宅ローン危機に端を発した金融危機に揺れるアメリカが舞台。病気の妻を抱えるジムは治療費や生活費に悩む。投資信託で預けていた資産は投資会社にいいように使われ、ついには妻をも失う。妻を救えなかった怒りはやがて自分を軽くあしらった投資会社、弁護士、ついにはウォール街に向けられる…。肉体派ドミニク・パーセル主演のクライムアクション。
投資会社の社長や投資コンサルタント等の登場人物はクズ野郎なので気持ちは分かるが、あまり関係のない一般社員にまで手を出しているし逆恨みにしか見えないのがツラいところ。描きかたが足りないのか復讐が始まるのも突然感があります。
淡々と凶行を行う姿は怖さがありますし、ドミニク・ロパーセルの風貌もプラスになっていて迫力がありました。社会に対する不満爆発のこの手の映画としては、雰囲気はあるし社会への風刺もあって一定のレベルは保っていますがスカッとする感じではないので好みは分かれるでしょう。結末は意外でした…良いのか悪いのか微妙ですけど(´・ω・`)
