宙2秒

蝋人形の館の宙2秒のレビュー・感想・評価

蝋人形の館(2005年製作の映画)
3.5
「蝋人形の館」と聞くと聖飢魔IIのイメージしかないのだが、そもそもはチャールズ・ベルデン作の戯曲を元に繰り返し映画化されている、いわば古典ホラーの名作だと思われる。今回は3度目のリメイクらしい。

古典的なテーマのわりには最初からフツーのスプラッタームービー感。
チャラチャラした若者らがキャンプでイチャイチャ。流行りのロックミュージック。
レザーフェイスのような殺人鬼。痛いシーン…

なんだかとっても懐かしさを感じる。
こんなに真っ当なホラーを見るのは久々なような気がする。

しかし単なる殺人鬼ものならフツーで終わる。後半に進むにつれ、主役である「蝋人形」の異常さが明らかにされていく。
まあ、こんなことしてたら、公衆衛生的にどうなんだろう?という素朴な疑問を抱くのだが。。

最後の方はぐちゃどろ。
レイダースのアークが開いた時みたいになっとる。館自体が蝋でできとるからな。

見所は、やはりパリスヒルトン。
見事な惨殺ぶり。

内容的には申し分ないが、蝋人形の気持ち悪さをもっと押してほしかった気もする。
宙2秒

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