この作品は絶対に観るべし!
強く、強くオススメをします!!
この作品に出会えて本当に良かった!
全体的にかなり重たいテーマ。
そして、忘れてはいけない真実の物語。
愛する家族も名誉も「拉致」から一日にして奪われたバイオリニストのソロモン。
奴隷として同じ人間(白人)から売買される。
絶望の中でも「いつか」を信じて「今」を生きる実話の感動作品。
大好きなキウェテル・イジョフォーを観るのは「シークレット・アイズ」以来。
一番印象的で脳裏に焼き付いたのが、農園と奴隷所有者のエップス演じるマイケル・ファスベンダー。
感情を露わにするシーンや、自分の妻とある一人の奴隷女性に対する複雑な気持ちを表情だけで演じるシーンがひしひしと伝わってきて、あれには震えた…。
あと…ムチ打ちのシーンも…。
↑(まだ観たことない方は是非とも注目して欲しい!)
X-MENのマグニートのイメージが強く残っていたけど、今作で大きく覆された!
キーパーソンになるブラッド・ピッド演じる、バズの登場で事が一変する。
そして、バズの名台詞…。
何回も見返した…。
何度聞いても心が動かされる。
ソロモンがある白人から目の敵にされてしまい、首吊りにされてしまった長編シーンは、思わず見入ってしまうほど…。
自分より有能なソロモンを権力だけで、他の奴隷者に見せしめかのように吊るすシーン。
驚いたのは、誰も救いの手を差し伸べなかったこと…。無関心なのかな? とも思ったけど、奴隷者から「次は自分かも…」という心の声が伝わってくる。そして、あくまでも主人の「所有物」として、逆らえない現状と現実。
約12年の奴隷生活…。
まったく想像がつかない…。
自分だったら…って考える知恵がない。
EDクレジット前のメッセージはものすごくモヤモヤして複雑な気分に。
あのメッセージも強く残っている。