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それでも夜は明けるのぴーのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.9
惨たらしく描いてて確かに良かった。けど煮え切らない部分もあるような。
まあこれは映画の手腕の問題じゃなくてそもそもの前提か…?

これもまた邦題や売り文句やビジュアルが戦犯で、観るまではなんとなく「ショーシャンクの空」的な、「やったー脱出成功だーバンザーイ!」的な、その開放と達成感を味わう映画のような印象を受けてしまった。

確かに自由黒人であるソロモンは助かったけれど、南部の奴隷として生まれ育った黒人たちは存在し続ける訳で、彼らの間の違いと言えば法が守るか否かの差しかない。
それってつまり黒人と白人の間の違いと同じことであって、ね。

まあ逃亡自体が主題な訳ではなくて、ストーリー性が必要だから、ということが分かった上でならいいのかも?


前半は特に効果音や音楽が面白くてよかった。
カンバーバッチとキウェテル並んだらドクターストレンジ…ってなるな。
観る前からファスベンダーは嫌な役やろな〜と思ってたけど予想以上に一番やばいやつでわろた。
あとブラピの風貌がトゥルーロマンスの時とほぼ一緒。
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