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それでも夜は明けるのkuboharapokkeのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.6
アメリカの奴隷制度がテーマの映画をきちんと観たのは初めてかもしれない。原作は19世紀にアメリカで出版された小説で、著者が実際の経験をもとに執筆したそうなので、映像化する上で多少の脚色はあれど、当時の現実に近い描写なのだと解釈した。しかしこれを「自分たちとは関係がない外国の過去」と傍観してはならない。なぜなら過去の歴史で奴隷やそれに類する制度がなかった国は皆無だからである。だからこそ、現代では国際通念である「人権の尊重」は決して理想なんかではなく、遵守し、享受し、現実のものにしなければならないと強く思う。
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