驚嘆!!
アメリカン・ニューシネマ以前にこんなにフリーダム過ぎる映画があっただなんて。
オハナシは簡単。
残虐非道のゴーゴーダンサー三匹VS基地外家族。
暴走、チョップ、巨乳、水浴び、空手チョップと不良、有害とされるパーツのみで構成。
やらしい映画に思われがちだが、結果的に残念なことにやらしくない。
冒頭の暴力の世界へ誘うナレーションのバックにはサウンド・トラックの波形画面。なんでもないのにカッコいい。
その後のスポーツカーで砂漠爆走だけのシーンでも、かなり絵になる。
ギャグ漫画の登場人物みたいな短絡な行動原理でいきあたりばったりで進むが、ラス・メイヤーはおさえるところはおさえて観客を置いてきぼりにはしない。
きちんと観客よりの視点の人物も配する。
三匹に拉致された一般市民の女の子で、「ワぁー、きゃあーーー」と言ってるだけだが。このコがカワイイ。
三匹と闘う基地外一家がてでくるが、「これってもしかして悪魔のいけにえの元ネタ?」と思わせる。
狂った価値観で支配する家長、マジメな長男、そしてベジタブルとよばれるマッチョな次男。
ベジタブルってレザーフェイス!?
千葉真一とともに空手チョップで人を殺せる黒髪の猛女は北海道生まれ。
