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スター・ウォーズ/フォースの覚醒のHULのレビュー・感想・評価

2.0
吹き替えのせいもあるのか、主人公のレイ、フィンに魅力がない。
フィンは、ストームトルーパーを裏切るというおいしい設定にも関わらず、掘り下げが足りない感じ。
中身がクローンじゃなくなっているという設定が説明されるのが遅く、非常に飲みこみづらかった。
ルークの居所が記された地図を争奪するというのだが、誰がそれを作ったのか設定されていないの?というほど説明がない。

ファーストオーダーの規模が不明で、どれほどの脅威なのかわからないうえに、出てくるカイロレンという暗黒面の戦士も小者感が漂う。
そのため、まるで緊迫感がない。
ハンソロの登場も、かなりの老齢になっているにも関わらず、若い頃のような活動をしている違和感に何の説明もなく、なぜ消化不良。
レイア姫も年老いて見るに忍びないが、カイロレンの素顔もガッカリな役者。
結局、カイロレンはハンソロとレイアの息子ということであり、ルークが弟子にしたが暗黒面に墜ち、ルークも隠遁し、ファーストオーダーが台頭。
非常に閉じた関係性の中で世界が回っているので、はじめからスケール感がない。
レイはフォースに覚醒するが、血筋がどうか、なぜフォースを持っているのかといった説明がなく、修行を積んだはずのカイロレンに力で勝ってしまうというようにご都合主義が目立つ。
腑に落ちないことが多くて物語にのめり込めなかった。
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