Finn

ダラス・バイヤーズクラブのFinnのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.5
実話を基にした、AIDS治療薬を巡る闘いを描いた作品。

アカデミー賞主演男優賞、助演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトの痩せ方がとにかくすごい!
登場した時から痩せてるけど、病気の進行と共にさらに病的に痩せていって、説得力しかなかったです。

HIV陽性=死という当時の状況を考えれば、どんなにリスクがあっても、とにかく何でも治療薬を試したいっていう患者の気持ちは痛いほど分かるし
ウッドルーフはまさにアンチヒーローで救世主だったと思う。

映画の中で世界初のAIDS治療薬AZTは完全に悪役。
ただ成す術なく亡くなる状況で、少しでも効果のある薬が出てきたことは事実であり成果だし、救われた患者もいただろうから、その辺についても触れた方が良かったのではと思いました。

コロナが流行して、ワクチンや治療薬の話を聞かない日はない今観ると、30年以上経って同じようなことが起きてることにビックリするし、作品への感じ方も変わったかも…。
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