エイズ=同性愛者の病気と揶揄される1985年・テキサス。生粋の女好きカウボーイであるロンがHIV陽性の診断を受け、余命30日を宣告される。
そこからの快進撃。死ぬよ、って言われたら私はあそこまで戦えるだろうか。「病気?ふざけんな、生きてやる、クソッたれ。」生に対する執着が男気溢れていた。
ジャレッドレトの年齢不詳っぷりにはスースクで驚いたばかりだけど、レイヨンの危なっかしさといじらしさはぴったり。ロンの覇気がレイヨンを動かし、レイヨンがまたロンの生きる理由にもなった。
怖いものをものともしない勇気を、ちぎって投げ与えられたような気分。さながらぶっきらぼうなアンパンマンでした。