ゆきはる

バチカンで逢いましょうのゆきはるのレビュー・感想・評価

バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)
3.5
ビールが飲みたくなる映画。ローマの街角の小さな食堂で。白ビール!おいしそう!!

白ビールはベルギーかドイツ。
ですが、主人公はドイツ人、訳あって舞台はローマとバチカンです。

婆ちゃんが主人公って珍しい。
人情有、ロック聞いて縦ノリ、ビール飲む、お茶目な婆ちゃんだな〜 気楽に見れそう♪

と思いきや。
後半に彼女の抱える秘密を知った時には驚き。婆ちゃんの秘密、その娘の家族問題、孫の初恋、3世代それぞれが交錯。設定が都合良すぎなところは惜しいけど、基本ドタバタコメディで、楽しめました。


家族って近いところにいるのに、本音を言えなかったりする。

うむうむ。
自分のことを想って、行動やアドバイスくれたりするのは分かってる。
でも本当に自分のやりたい事と大きく違ってたりする。
とっとと話せば何でもないのに、放置するから言い出せず、問題が大きくなるという(笑)


そしてローマはやっぱりVespa!
「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが乗っている、あのバイクです。婆ちゃんがローマでVespa乗ってる!気持ち良さそう。

学生時代にVespa好きな友達がいて、よく乗り方を教えてもらいました。当時はマニュアルでギアチェンジ(半クラッチ)を左手でする。これが硬くて難しい。車体も重くコケたら大変。今はATもあるらしい。
ということは、そのうち技術進歩により自動運転Vespa なんて発売されたら、、夢もロマンも何もないなぁ(涙)と、ふと思いました。

主人公の婆ちゃんは、「バグダッド・カフェ」にも出ていたマリアンネ。久々に見返したくなりました。

ローマやバチカンの風景がとてもきれい。でも、あの明るいイタリア語は少なく、大半は力強いドイツ語が聞こえてくるという(笑)

久々のドイツ映画でした。


「イタリア人は愛に弱い」
ゆきはる

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