さわら

アンビリーバブル・トゥルースのさわらのレビュー・感想・評価

5.0
初ハートリーだった。まぎれもなく傑作。
「愛した男が友人の仇」「愛娘の許されない恋」など、いくらでもしみったれた展開ができなくもないのに、こんなにもカラッと後腐れなく、ほんとに気持ちいい映画だ。

勝手に近づき、勝手に離れ、勝手に怒って、勝手に許す。人を信じず、ただ“取り引き”ばかりに妄執する。それでも、人を愛さずにはいられない男と女(それとハートリー)。レンチ1本あれば愛し合える。