#109 ユーロ映画を見よう第二弾
=フランス編=
17歳にバカンス先でドイツ人青年とロストバージンを済ませた女子高生が主人公。地元に戻ってからはネットで売春三昧。
ある日売春行為の最中に【ある事故】が発生し警察も動く事態に発展するストーリーです。
◆良い点/注目ポイント
・フランスの性に対する興味や背徳感などお国柄が良く表現されています。
・母親のブラウスを着るだけで17歳の女子高生がシティホテルのロビーや廊下を歩いても様になる程の上品なレディの顔に仕上がるのが凄いです。
・母親の自分の娘に対して吐き気がするというセリフがとても印象に残りました。
・最後のホテルの部屋のシーンはユーロ圏の映画の展開は予測不能なため緊張しましたが意外とアッサリしていた点も期待を裏切られました。
◆改善点
・金なのか性に対する興味なのかスリルなのか別居した父親への思いなのか売春の動機が不明です。
・売春を重ねていく上でサイコパスな顧客の暴力や地元のギャングとのトラブルなどを盛り込むともっとストーリーが盛り上がります。
◆総括
・主人公の終始悟りきった冷めた表情、クラスメートとの純愛には満足できない経験値、彼女の今後の行く末が気になりました。
-2020年 109本目-