被災して帰る場所がなくなってしまう悲しさは計り知れない。
帰れる場所はあるのに、帰れない人はやはり帰りたくなってしまうのでしょうか?
放射能で汚染された地域に住んでいたバラバラな家族の物語。
帰る場所というのは元に居た場所なのか?
それとも家族のいる場なのか?
多分、どっちもあってこその故郷なんだと思いますが、そうならない場合もある。
きっとそんなことを考えさせてくれる映画。
僕にはもう両親がいないので帰るべき場所はとっくのとうにない。
だからどこへ行ってもいいはずなのだけれど、元に居た場所に住んでいる。
いつかは離れる日がくるのだろうか。
地元愛って何なんでしょうね?
無くならない自分自身の一部のように感じます。
でもそれが少しだけ煩わしい。