『シャイニング』に取り憑かれた人たちが、自分の見解をおのおの語る。
トンデモ陰謀論なのはやや失笑もの。
なのですが、キューブリックがこの作品にナチスのジェノサイドやアメリカ先住民の迫害を投影させたという批評は説得力がありました。ホロコーストの研究が進んだのが1970年代(それまでアウシュビッツで実際に何があったかは周知されていなかった)シャイニングが1980年製作。時期的にも、キューブリックが影響を受けた可能性は大きいのですね。
「我々が相手にしているのはIQ200の男だ」
「他にも隠された意味はあるはず」
などなど、ファン、もとい研究者たちが嬉々として語るのが楽しかったです。
映画って観る人によって本当に捉え方が違うというのを改めて実感しました。