こぅ

フランケンフッカーのこぅのレビュー・感想・評価

フランケンフッカー(1990年製作の映画)
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'24 春のホラー/ミステリー祭④

フランク・ヘネンロッター監督による、【ホラー・コメディ】。

Blu-rayこぅ入1.5年越し開封鑑賞の巻〜


電動芝刈り機に巻き込まれ死んでしまった恋人、エリザベス(パティ・マレン)を蘇らせようと若き医学生ジェフリー・フランケン(ジェームズ・ロリンズ)はある計画を思いつく。
それは足りない人体部分を売春婦=フッカーで補い、エリザベスの頭部を縫合し再生させるというものだった。
しかし出来上がったのは…。


★脚本
シリアスなホラーも狙えるプロットだが、
時代からか、アヴァンタイトルのパーティでの彼女、エリザベスの死に様/作風から本作がユルい/怖く無いホラー・コメディだと窺える。
先の展開が見えているだけに
序盤のママとの会話〜独り言ブツブツは不要で、テンポを若干削いでいる⤵︎
後もジェフリーは独り言(状況説明)が多すぎるな。

フランケンシュタインを下敷きにしたフッカー(娼婦)の話で、
ストーリーは有って無いようなものだ。
エリザベスに見合った 美パーツ を探しに街に出る辺りなら面白くなる⤴︎
彼女に最高なボディ/パーツを求める=娼婦だから、美おっぱい がふんだんで眼福。
乳輪と乳首を測ったりルーペで品定めするのが笑える⤴︎
どれも 天然モノ にフェチはポイント入れるべき!
買った時間は30分、
複数人を一同/一室に集めて、ってのが手っ取り早くて良き。
ジェフリーが用意してきた大量のクラック(麻薬)を娼婦達が次々に口にして バクハツ していく(マネキンが飛び交う)って意味不な展開が笑える⤴︎
そのもろ花火とマネキンのチープっぷりがまた良い味わい。
それを収拾して持ち帰るってのもぶっ飛んでいる。
最高のパーツを選んで雷の電流に合わせて爆誕させた 継ぎ接ぎフランケンフッカー/エリザベス のギクシャクした動き/表情が可愛い〜

暴走する彼女を止めに追うジェフリー。
血祭りになる男達、、

クライマックスは、
エリザベスを追ってきたボス。
残骸パーツで出来たキモグロい料理が出てくるのは上手いな〜
【遊星からの〜】の再来だ!


放りっぱなしの仰天締め
オチとしてここで終わらせているのもクドくなくて絶妙⤴︎
総体的には、序盤のママとの5分削って80分くらいに収めたら文句無し。


★総評
一言で言ってしまえば、
くっだらないテキトーな内容だけれど、コメディだし、ホラーだし、観る者は割り切ってないとイケないわけで、愛すべきロクデナシ作品 だろう。
このぶっ飛んだ/突き抜けたパワー/お馬鹿テンションは、現代では生まれない。

色々とツッコミ入れちゃいけない、
或いはパーティでツッコミ入れまくって、ってのが正しく楽しい鑑賞法。
こぅ

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