このレビューはネタバレを含みます
ディズニーワールド滞在最終日の朝。
ジムは上司からクビを告げる電話で1日を迎える。
最悪の1日だというのに口うるさい妻と言うことを聞かない息子に限界のジムだったが、ふと園内で何度も見かけるフランス人の女性2人組に目を奪われる。
辛い現実から妄想の世界へと逃避していくジムの世界はどんどんと境が曖昧になっていく…。
ディズニーワールドで無許可撮影されたという触れ込みで話題の映画。
しかし内容的にはめちゃくちゃ難解というか解釈に困るような内容だった。
クビや家族関係のことは事実でそこからどんどんとダウナーになっていったジムの被害者意識と逃避行の妄想に僕は見えた。
内容自体は支離滅裂だが、辛い状況に立たされて誘惑を断ち切って愛する娘を悪い魔女から救うという王道的なファンタジーの中に自分を投影している。
そして最後には敵の毒によってやられる、となっているようで自殺しているような感じ。
しかしディズニーでの無断撮影というキャッチーすぎる触れ込みから難解すぎる映画にしてしまったのはちょっと残念。
白黒にする必要性も感じなかったし…。
