20052010

さいはてにて やさしい香りと待ちながらの20052010のレビュー・感想・評価

-
ドラマは終始あまりにも美しい能登の風景の中で展開し、コーヒーの香りが漂ってくるようで引き込まれる。
「事件」の前と後で雰囲気が大きく変わり、前半にあった不穏さが後半は消えて温かくなるが、ほぼ育児放棄状態に見えた絵里子(佐々木希)の描き方は変わり過ぎでやや違和感がある。また遭難して行方不明だった父を待っていた岬(永作博美)が遺骨の発見後に去ったのも唐突で、それまでの心情の描写が足りなかった気がする。

この美しい風景が今はどうなっているのか…。
2024.5.10
20052010

20052010