KingKazukiManji

X-MEN:フューチャー&パストのKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
3.0
新旧キャストが主演しているのは激熱展開だった。映画の終わり方も綺麗で、旧3部作としては最高の締め括りであったし、決別して終わったファースト・ジェネレーションの続編としても、またお別れはするのだけど、どこかキャラ同士が和解したようなエンディングが儚くも良かった。

過去パートの面白さとは対照的に未来パートが舞台装置でしかなく、全く面白くなかったのが残念だった。センチネルの登場があまりにも急すぎたし、人類が滅亡寸前というのはあまりにも急展開すぎて、ついていけなかった。

ミスティークがマグニートーを撃ったから、ミュータントは人類の味方と認定されて、センチネルが作られなくなったというのはどうもご都合主義展開にしか思えなくて冷めた。マグニートーの反乱で、あんなにも未来改変が絶望的だったのに、ミスティークがマグニートーを撃っただけで全てが丸く納まったとは、あまりにも強引すぎるハッピーエンドだし、どうしてもそう考えられないのだ。

そして後半のウルヴァリンがあまりにも約立たずなのも観ていてしっくりこなかった。若いプロフェッサーとマグニートー、そしてミスティークを主体とさせて行動させたのは理解できるけど、それだったらウルヴァリンはただの舞台装置の役割しかない気がして冷めた。

あと、過去改変をしたせいで、色々と旧三部作やスピンオフであったことがゴチャゴチャになって、かなり複雑でこんがらがった。

せっかくなら新旧キャラの共闘、世界線を超えた共闘みたいなのを観たかったのは欲張りなのだろうか。
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