タカシサトウ

闇金ウシジマくん Part2のタカシサトウのネタバレレビュー・内容・結末

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

 闇金ウシジマくん、映画版の1を初めて観たので、続けて2も観てみる。

 変わらず、丑嶋(山田孝之)が冷静で、存在感がある。しかし、弱者から、お金を取り尽くす場面はそれ程なく、現状を分析してひとこと言ったりして、丑島がいい人のような感覚に陥る。

 愛沢(中尾明慶)が、マサル(菅田将暉)と組んで、借金を返すため、丑島から奪おうとする展開は、行き当たりばったりの即興のコメディのように思えて、何だか変だった。

 相沢が、最後に、犀原(高橋メアリージュン)の借金を返すために、犀原に、車の前に行かされて轢かれ、どうなったかの顛末を描いてくれればよかったのに、と思った。

 もう一つのエピソード、麗(窪田正孝)のホストとしての成り上がりのエピソード。闇金とはあまり関係なく、ホストの世界、リアルではないのだけれど、あのような、虚像の世界、物凄い空虚感は出ていたと思う。

 俳優では、丑嶋の山田孝之は強烈だけれども、マサルの菅田将暉が印象に残った。また、彩香の門脇麦の風俗嬢の痛々しさも強烈だった。

 “闇金ウシジマくん”は以前からずっと気になっていたが、とりあえず、もういいかな、と思った(2023.8.20)。