【過去に観た映画】2014.6.8
シネマコレクターズショップ「映画の冒険」さん主催の1日限りの岡山上映会。
ピンク映画にも多数ご出演された女優葉月蛍さんが、ほたる 名で、脚本・主演で初監督された映画。
とても不思議な感覚の映画。
15年連れ添った年上の夫と別れて、若い男の元に行く女・・・というと、愛欲にまみれた、ドロドロした話かと思いきや、全く逆で、とてもピュア。
まるで、ドキュメンタリーのようなナチュラルさ。
多くを説明しないので、見る人の感覚で感じとる映画かも。
でも共感する部分は、多く、自分なりに解釈していた。
八ミリの小道具も印象的で、父親への思いや、孕むという女の性や性欲、男への気遣いを考えさせられる。
ドキリとするセクシーなシーンもあるが、そこはさらりと、重きを置いてない感じ。
シナリオから映画に入った私にとっては、どんなシナリオだろうか気になったが、シナリオのカタチではなく、絵コンテの要素が、大きかったよう。
舞台ご出身の女優さんだからか、映画なのに、時間軸が曖昧だったり、会話が少ないのが、舞台っぽかった。
女優さんが監督する作品ということで、とても勉強になった。
上映会後はトークショー。
岡山の真庭市で撮影された「新しい民」の山崎樹一郎監督とほたる監督のトーク。
ほたるさんは、この映画にもご出演されているそう。なんと、老け役とか。
トークショーの後、交流会にも参加させていただき、直接 ほたるさんにお話聞いたり、「新しき民」のスタッフ、岡山の映画関係の方ともお話でき、有意義な時間であった。