キョン太

イーダのキョン太のレビュー・感想・評価

イーダ(2013年製作の映画)
4.0
修道院に預けられ育った少女が、シスターになる前に、唯一残された肉親である叔母に会いに行き、人生を知る話。

戦争は終わっても、人々は傷が残ったまま暮らしている。
国と、民族と、宗教が重たい理由になって、家族が引き裂かれて……。経緯が静かに語られて、アンナは自分と、叔母の心を知る。

モノクロの効果でより静かに、もの哀しく、でもとても力強い作品になっているように思う。

最後のイーダの一挙手一投足に、人生を感じさせられる。
文学的な映画。
キョン太

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