陳腐だがカナダ映画とするなら頑張ってる?
視聴中生じた「これはゾンビ映画なのか?」と言う疑問符が最後まで解けなかったので、終了後に調べたらゾンビではなく新種ウィルスで発症したのでもなく、単純に飢えた人間の暴徒たちとのこと。であれば何度も鉄棒でぶん殴られても息絶えなかったあのスキンヘッドの不死身性が気になるところだが、人肉を喰らっていると生命力が強くなるということなのだろう。
極寒CGはよく描写できていたような印象。
極限状態における強権(=狂犬)的権力志向者の台頭など人間模様も過不足なく描かれていたとも思う。
しかし、他のコロニー滅亡の原因が「飢えに狂った人肉欲求者の群れ」ではちょっとストーリー的に弱い感じ。とはいえ仏教でいう「六道輪廻の餓鬼道」が体現されていると見做せば人間の自然な発現形態の一つと納得もできよう。
で、あからさまに次回作に続きそうなラストにはすっかり鼻白んでしまい、続きがあったも見たくはないなぁーというのが正直な気持ち。視聴後に調べたら続きはないようなので安堵はしたが・・・
それから彼らが単なる人食い人間に過ぎないとしたら、あの爆破した橋をどうやって渡ったのか腑に落ちない。いやゾンビであったとしても渡れるわけがない。
でももういいや。笑
総評二つ星
002010