くじら

ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火のくじらのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 T-34を見る前に独ソ戦の予習になるかなと思い字幕版で視聴。ちゃんとロシア語とドイツ語で話していたのがよかった。

あらすじ
 壊滅した大隊?の戦車の中に全身に火傷を負いながら奇跡的に回復したものの、記憶を失くした戦車兵。イアン・ナイジョノフと名付けられた彼は戦車の声を聞くことができると言う。ホワイトタイガーにやられたという彼は強化されたT-34/85にのり、その撃破を命じられる。ナイジョノフはホワイトタイガーは無人なのではと言う。
 1度目の遭遇はおとりの戦車を使った作戦で。ホワイトタイガーが他の戦車を撃破する中、隠れていたT-34/85が出て行く。砲弾に当たらないよう撃破された他の戦車の影に隠れ、頃合いを見てナイジョノフが戦車を動かすもホワイトタイガーはいない。なんと後ろに回り込まれていたのだ。1発だけ撃ち、ホワイトタイガーは消える。途中ドイツの捕虜への聞き取り。
 2度目は戦車で横に隊列を組み草地を撃ち払いホワイトタイガーはいないだろうと思われた時に登場。ロシアの戦車は焼かれ壊滅状態に。T-34/85は村の後のようなところへ。小屋で待ち伏せしていた戦車を撃破するも違う戦車だった。ホワイトタイガーが現れ撃ち合いになる。ナイジョノフは小屋を破壊して進み土埃で狙いが定まらないように?しながら撃ち、ホワイトタイガーの砲台に当たる。トドメの一撃を打とうとしてぬかるみにハマり砲身をダメにしてしまう。そのまま撤退して行くホワイトタイガー。ナイジョノフは戦車を降り拳銃で撃つ。
 ドイツが降伏したことで戦争は終わる。ナイジョノフはホワイトタイガーを撃破するまで終わらないと言う。
 最後髭の生えたヒトラー?みたいな人物が自分がしたことはヨーロッパの夢だったと、戦争は本能だみたいなことを謎の人物に語って終わる。

感想
戦闘シーンについて
 戦車の戦い方がリアルに表現されていた。戦車の側面?からなぎ倒される草たちを撮っていたり、戦車の中から見た高さ、覗き窓?の汚れなどの表現がいい。特に2度目のホワイトタイガーとの戦いは最初に小屋を撃った時に暗いところから炎を纏った戦車のシルエットが出てきたところからその戦車がホワイトタイガーじゃないと分かってホワイトタイガーが出てくるところはドキドキした。ホワイトタイガーとの戦闘は小屋と土埃を盾に?してるのか戦い方が上手かったし、劇場でみたら手に汗握る展開だった。

その他のシーン
 印象的なのは降伏宣言に調印した後の食事シーン。フローズンベリー。
 戦車の神様の発言といい、ホワイトタイガーの存在といい、戦争に取り憑かれている印象が残った。
 最後の対談でユダヤ人と笑わないロシアはヨーロッパじゃない、やつらを排除するのがヨーロッパの夢だろうそれをしただけみたいな発言が理不尽すぎてすごいなと思った。
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