烏丸ルナ

墨東綺譚の烏丸ルナのレビュー・感想・評価

墨東綺譚(1992年製作の映画)
4.6
こんなにも美しい映画が世に残っていることに感謝……映像も日本語も芸術作品のように美しい。濡れ場がそこそこありますが、物語が大人の話なのであんまり気にならないです。
タイトル通り永井荷風の濹東綺譚か原作なので本当に日本語が美しい。冒頭の永井荷風と荷風の母のやり取りのシーンに子気味よすぎ。日本語が心地よすぎ。
荷風とお雪の抱擁シーン、そして乙羽信子の「幸せにおなり」の一言に涙腺壊されました。
脚本演出の素晴らしさも然る事乍ら、役者陣の実力の高さを感じます。傑作。
烏丸ルナ

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