Yukaneko

チョコレートドーナツのYukanekoのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.5
LGBTQの問題を混えながら、子どもの幸せについて考える作品。

障がいがあってもなくても、子どもに意思があるなら子どもの意見ももっと考慮するべき。
同性愛者だからって軽蔑されるのはひどすぎる。薬物やってて子どものこと放置する親の元にいて子どもは幸せになれるのだろうか…マルコの寂しげな後ろ姿が頭から離れない

子どもが愛情を受けて育つことはとても大切なことだと思う。ルディとポールと一緒にいるマルコはすごく幸せそうだった。実の親の元にいたら感じられなかった愛情や幸せ、ひとりぼっちで穴の空いた心が埋まっていたのだと思う。

各国でも少しずつ同性婚が認められ、多様性社会が認められつつある。子どもの親は父親(男性)と母親(女性)ではなくても良いのではないだろうか。なかなか受け入れられない人もいるだろうけど、新しい家族の形があっても良いと思う。偏見のない真の多様性社会になればと私も願います。少しでも多くの人が生きやすいと感じられたらいいですね。

調べてわかったことだけど、昔はアメリカのほぼ全域で同性間性交渉を禁止する法律が適用されてたのですね。そのせいで、同性愛者は罰を受けたり、解雇されたり、殺されてしまう事件もあったり…とても悲しいことですね。

すごく問題を意識する物語になっている。もっとたくさんの人に観てもらいたい!
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