mocha

チョコレートドーナツのmochaのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

この世界の不条理を見せられて、ひどく辛くなった

マルコはハッピーエンドを望むでいたけど、マルコの生きていた世界にはハッピーエンドはなかったのかな…

異性愛者、同性愛者、、、そんなの子供を育てる環境と愛情が揃ってれば関係ないじゃん
何度も相手側の検察官?に伝えたくなった

1番悲しいのは、この大人の醜い争いのなかで、1番大切なマルコの気持ちが優先されなかったこと。

「マルコのため」と剣を振る無関係者が、マルコの気持ちを蔑ろにしていた。

マルコのことを本当に愛して、考えていた、ルディとポールがマルコを守れない世界が悲しかった。

マルコが自分の本当の家を探して、そのまま死んでいくであろうシーンが本当に切ない。

マルコをバットエンドに追い込んだ無関係者たちは、あの新聞記事を読んで何か気持ちの変化があったのか。
彼らはすぐにマルコのことを忘れてしまうのかな。世界を変えるのはすごく難しい。

この世界には差別、偏見が沢山あって、ハッピーエンドを望んでも、バットエンドになってしまう人がいるんだと、改めて実感した。
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