かぷちいの

チョコレートドーナツのかぷちいののレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.9
2020 8/12 1度目の鑑賞

とても心に響きました。鑑賞中何度泣いたことか分かりません。同性愛、ダウン症などの知的障害、育児放棄、難しい話題であり、社会的マイノリティーとなるもの。ルディ(アラン・カミング)とポール(ギャレット・ディラハント)、世間からの目もある中、2人の間には確かな信頼と愛情があった。2人のマルコ(アイザック・レイヴィ)への愛ももちろん感じました。頭脳の成長をポールが支え、精神的成長をレディが支え、3人の関係がとてもよかった。これが実話なんですから驚きですよね。同性愛者だからとか、障害を持っているからとかではなく、人間誰しも誰かを愛し、愛されたいとそう思う動物です。誰を求めるか、誰に求められたいのか、それが少し違うというだけ。人生において正解はない。信念を通すということは難しいことで、とてもかっこいいことだと自分は思います。世間がいつか広い価値観を持って、受けれることのできる世界ができればいいなと思います。とてもいい作品でした。ぜひ皆さんに観てもらいたいです。作品そのものの時間も約90分でとても観やすいのでおすすめです。
かぷちいの

かぷちいの