日央

プリズナーズの日央のネタバレレビュー・内容・結末

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

神を信じる熱心な家庭。ある日娘が誘拐される。

ヒュー・ジャックマン演じる父は、犯人だと睨んだ知的障害者のアレックスを監禁し酷い暴力を繰り返す。

これが、酷いのなんのって。

いくら犯人だと疑っても、そこまでやるかって。

可愛い娘が誘拐され理性が保てなくなるのも分かるけど。

そのアレックスの顔は見るに堪えれない程に。


結局、この彼犯人じゃないから余計許されるものじゃない。

父親への同情と、反面行き過ぎた行動に苛立ちながら物語は進みます。


結局犯人は主人公の家庭とは反する人。
アレックスの伯母でした。


神を信じるも、子供を失ったその悲しみと怒りから、子供達を誘拐していたのです。


信仰心って日本人の自分には無縁ですが、宗教色強い映画であっても、可愛い子供が誘拐なんてされたら、神に救いを求めるかもしれません。



とても重たいテーマで長い作品ですが、色々考えさせられる素晴らしい作品でした。


でもやっぱり、アレックスへの虐待は胸が痛かった。父親には刑罰を。



キャリーケースから蛇がわんさか出てきたのは、宗教的にみたら、何か意味深だったな。

聖書にも蛇は結構出ますしね。

ジェイクの演じたロキって名前も、きっと北欧神話の異教の者ロキからだと思います。

ロキは終わらせる者という意味ですし。

真犯人の名前もホリーであり、まさにこの映画は宗教的作品に仕上がってます。




◼️物語、構成 4/5
◼️演者、演技 4/5
◼️演出    3/5
◼️衣装、メイク3/5
◼️音楽    3/5
◼️美術    3/5
◼️満足度   4/5
◼️万人受け  3/5
◼️病みつき度 4/5
◼️涙     1/5
◼️恐怖    2/5
◼️安らぎ   1/5
◼️笑い    1/5
◼️アクション 1/5
◼️謎解き   2/5
◼️エッチ度 1/5
◼️グロ描写 1/5
◼️胸糞 2/5
◼️歴史的背景 1/5
◼️元気貰える 1/5
◼️睡魔 1/5
日央

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