なー

ジュラシック・ワールドのなーのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
3.5
ジュラシック・パークシリーズの正統な第4作として世界観を共有しつつ、これまでのスピルバーグ節と少し離れた作品作りに挑戦しているのが分かる。
少年とカッコいい男と恐竜を舐めてる大人たちっていう構図は完璧だから崩さないでおきつつ、キャラ作りがシュールになったなあと思った次第。
クレアの仕事に憑かれて人らしさを見失ってる部分をこの事件を経て、オーウェンとフォーリンラブして取り戻すってのがオチなんだろうなってのは早々に読めたけど脱出の安堵と家族愛に終始してた今シリーズとしてはやや新鮮。
映像にかなりこだわり、迫力満点。そのためこれまではなかったような、人間を食い散らかしエグい血の飛び散り方をするようなシーンが入れられてたけど個人的にはバッチグー。モササウルスが秘書さん飲み込むとこは名シーンでしょう。
T-レックス+ラプトルVSインドミナスなんて夢のある恐竜大戦争はラストバトルに相応しい破壊力、フィナーレはお前かーい!笑
そっかー、3が2001年で4が2015年...CG技術も飛躍的に進歩したわけだ。

"パーク"から"ワールド"に変わっても人間の恐竜をコントロール出来るっていう自惚れた考えは成長せず、悲劇は繰り返される。
ラプトルとオーウェンとの友情...これはロマンか、はたまた今シリーズに共通して出てくる大人たちの自惚れか...製作陣はどちらでしょうか?
なー

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