このレビューはネタバレを含みます
1985~90年に「週刊少年ジャンプ」で連載され、テレビアニメ化もされて一大ブームを築き上げた「聖闘士星矢」を、新たなスタッフ、キャストでアニメーション化した本作。
確かに映像はきれいだし迫力もあり普通に楽しめる作品なのだが…。気になったのは、コメディタッチに描かれているシーンがあるのだが、演出が古臭くて違和感でしかない。そのシーンのせいでテンポも悪く、強く思ったのは、"あのシーンはいらなかった"。それと内容もうまくまとめてあるとは思うが、やはりこの時間内にまとめるには無理があったかと。映像のわりに話は淡泊でありきたりですし、展開も強引過ぎて終始拍子抜け。何部作かに分けて描いた方が良かった。あと、原作を知らない人には説明が少なすぎて不親切ですね。キャラクターデザインが似たり寄ったりで見分けがつかないキャラがいますし。気軽に観る分には良いが、期待はしない方が。