このレビューはネタバレを含みます
マザー!を見てから、こちらも見ないとなぁと思いようやく視聴。
ほんと主人公を追い詰めたり痛めつけることが多い監督。
本場の人(キリスト教を信仰していたり、その信仰がある土地に住んでる人)に聞いてみたい。この解釈はありですか??
(一部上映中止になったとか?)
日本人でそこまで聖書を読み込んだわけじゃなくても、これがかなり斬新な新解釈のものとはわかります。
ノアがぜんっぜん、違う。
(過去に見た天地創造のイメージがやはり強い)
あと、石の巨人はどっから出てきたんだろう…金色の石はなんなんだ…
息子も確か、妻がそれぞれいたはず…。
不妊治したおじいちゃんはどうゆことかな。
などなど不思議なところはたくさん。
このノアに関しての違いは、自分が聖書やら絵本やら映画やらをサラッと知識の一つとして知っているだけの解釈であって、もしかしたらずっとリアルな描写なのかもしれないけど。
全知全能の存在からの指令の解釈がまず私の知ってるノアと違いますよね。
他の悪い人間たちは水に流してしまうから、生き物達乗せて舟作ってお逃げ。
↓
がってん承知!新天地で新しい生活切り拓く為にも頑張るよ!
とするのが、今までの私的ノアのイメージ。
神の願いは人間の消滅…
生き物達は助けなきゃだから舟作らなきゃ…けど自分達は人間だからそのまま絶えるんだ…
が、この作品のノア。
自分達すら悪の存在と見做してしまうノア、
ここら辺はマザー!でも地球視点で人間の愚かさや悪の存在かのような描写がありました。
トバルカインの主張にも、納得できる物もあるんですよ。
女性陣が赤ちゃん産むのに必死な時(創造)、男性陣は殺し合いしてるっていうのがまた皮肉な描写だなと。