にょこ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のにょこのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作からコバを自ら葬ったことから、そして,家族を殺されたことからコバに自身を投影するシーザー。
ラストまで、ほんと頑張った。
ジェネシスから一緒だった面子が一緒に付いてきてくれるの,嬉しかったですね…

最初はあの窓から外を見ているだけの子猿が…
愛をもらったことは彼の人生に大きな意味を持たせました。

今作では、喋ることができない人間の謎が明かされます。
ウイルスの第二派?後遺症?
抗体持って安心,と思いきや死ぬことはないけれど退化する。
感染して,ああなるのか,そもそも実は前々から全ての人間は感染してて症状として出たのが退化,だったのかはわからない。
これ結構怖いことなんで、ここら辺もう少し描写があると、よりわかりやすく、SF感も増してきそうなもんですが、リブート版はシーザーの叙事詩的な感じです。

ウディハレルソン、流石の悪役ぷり。
しかもこの大佐の言うこと、的を得ているわけで。猿の惑星を見ている視聴者にはわかるという。。
戦争って本当に余波が大きいというか…今回はウイルスの問題もあるけれど、地球を支配していることが当たり前の人間としてのプライドを持ちすぎてるのも危険なのかもしれない。

最後,レッドかな?あのゴリラは美味しいとこ持ってきましたが、人間だろうが猿だろうが,隷属する方が楽って考えはあるんだろう。
(ただ、この猿たちは元々コバ側にいて、人間を殺したいからシーザーと対立したんじゃなかったか…それでもシーザーの元に帰るより人間につくことを選んだのは、兵器を持ってる人間が強いと感じたからなんだろうか)

そして!!
ノバ!!ノバじゃん!!!
モーリスとかコーネリウスとか出てはきてたけどリブート版でノバが出てくれるんですね。
彼女は旧シリーズで言えば、おそらく初めて、喋られるようになった人間なんですが、
今作の理由を考えると,さらに強い抗体を得た強い人間ということになるのでしょうか。

あと、頼むから,頼むからモーリスは死なないで。
にょこ

にょこ