アロノフスキによる旧約聖書をテーマにした作品。
大作の風格を纏った、豪華なキャスト。
が、まぁまぁの作品である。
CGがバリバリなのは、まぁそういう作品なので良いんだが、そのクオリティに問題がある。
土人形のような怪物が沢山出てくるんだが、それが、なんかトランスフォーマーみたいな感じ。
マイケルベイ風味なんだよ。
これ、本当にアロノフスキがやりたかったことなのか?
方舟、ってタンカー並の巨大さ加減なんだな。
確かに、全ての動物を運ぶわけだからそりゃそうなるんだけど、このイメージは無かった。
人間同士の混沌とした関係性は見応えあるんだから、この辺を更に深めたらもっと凄い作品になった。
映像的なスペクタクルにも重心が置かれていたから、そのダサい感じのイメージが作品の評価を決めてしまっている。