真夜中

マンゴーと赤い車椅子の真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

マンゴーと赤い車椅子(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

演出や台詞が昭和っぽい感じでした。
実際に車椅子での生活をされているという監督の実体験に裏打ちされた車椅子生活の描写は丁寧。
半身不随となった戸惑いや絶望から、自分を見つめなおし新たな人生を歩んでいこうとする主人公を秋元才加が物凄い眼力で好演してます。
そんな主人公が成長してゆくきっかけとなるのが病院での様々な出会いなんですが、
同部屋の高校生”ちーちゃん”や難病を患ったバンドマン、関西ノリの理学療法士などなど、それぞれにフックとなるキャラクター描写があるにもかかわらず、あまり生きてこないのがもったいない。
それとは別におばあちゃんとマンゴーのエピソードがあったりするのでそれぞれのエピソードが散漫で中途半端に感じられてしまいました。
バンドマンといきなりベッドシーンになったり(ここの安い演出には思わず失笑)。おばあちゃんがいきなり死んじゃうのも違和感がある。
あと、気になったのがナースや介護士が主人公に対してあまりにもモラルに欠けた発言をしていたこと。その後のフォローもなしとはいかがなものか。
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