尿道流れ者

アダム・チャップリンの尿道流れ者のレビュー・感想・評価

アダム・チャップリン(2011年製作の映画)
2.0
ゴア描写は嫌いじゃないが、ゴア映画で面白いものにあまり出会ったことがない。

無駄にシリアスな展開で話をみせようとするのでスピード感が全く無いし、ほぼ相手を殴って破壊するだけなのでゴア描写にバリエーションが無くてすぐに飽きる。北斗の拳的なパンチの連打で相手が徐々に潰れていき、血が噴き出すっていうのは面白かったけど。

なによりも主人公や悪役に一切魅力がないのが辛かった。こういう映画はキャラで引っ張って、バカ展開が続いていく方が、爽快感も笑いもあって良い。
ホラーでもゴアでも暗いだけではなくて、観れば一瞬で入り込めるポップさが必要なんだとすごく感じた。観る人の期待に応えるサービス精神が無かった。