せびたん

アダム・チャップリンのせびたんのレビュー・感想・評価

アダム・チャップリン(2011年製作の映画)
4.0
まさか北斗の拳がイタリアで実写化されていたとはっ!

というのはもちろん嘘ですが、あたたたたたたは実写で見れました。もろケンシロウでしたね。それは誰にも否定できないし、本作を作った方々も否定する気はなさそうでした。笑
アクションはケンシロウだけど心は『ベルセルク』のガッツみたく憎悪のかたまり。そして日本の伝奇ものの漫画とよく似た世界でした。

お金はあんまかかってなさそうでしたがやたら手間をかけてる気がしました。セットとか特殊メイクが微妙に雑だけど作り込まれてる感がありました。何が撮られているのかよく分からない場面が多く、音楽は合ってなさすぎて笑えるレベル。そして監督=主演だからこそできるイケメンの無駄遣いとか笑。顔じゃなくて筋肉を見せたかったんだろうなってところも強く伝わってきます。

要するにいろんな意味で微妙(というか不明?)だけど、好きか嫌いかというとめちゃ好きです。
ラスト20分の無双っぷりが半端ないカタルシスでした。
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