大方原作通り。シャーリイ・ジャクスン『くじ』を読んだとき脳内で立体化したイメージもこんな感じだった気がする。もうブックオフに売ってしまったので読み直せませんが。不条理と日常の悪意、村での狂った風習、大衆（田舎者）がニタニタしながらの残酷性。『くじ』→『ウィッカーマン』→『ミッドサマー』という流れで強引に結びつけて語りたい夜。

ほぼくじ引きと円形に集まった無数の顔面だけで構成されるがそれだけで面白い。群衆狂気は日常の延長であることが強調される

• #tjr2020

原作シャーリイ・ジャクスン「くじ」。映像化されるとくじを引くことと石を拾うことの類似性がひときわ目立つ。原作では「いつのまにか」と省略されていた実の子どもに石を握らせる瞬間がヤバい。黒い箱を囲む町の住民たちの顔の切り取り方はドキュメンタリーと見紛うほど生々しい。