ガムのCM
人間…ライリーちゃんの頭に住まい、彼女の意思決定を司る感情たち。基本的にはヨロコビがリーダー格で場を回しており、ここまで順調に来ていた11歳。大イベント、引っ越しの発生により、感情たちは大混乱。
引っ越し先で迎えた初登校にて手痛い失敗を経て、感情たちの爪弾き者・カナシミとヨロコビは2人揃って、頭の司令部を遥かに離れた ”性格の島” に飛ばされちゃった。リーダーを失ったライリーは次第に落ち込んでいき…性格の島も崩壊を始めて…みたいな。
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みんな大好きピクサー先生による、人間とその頭の中の感情たちに焦点を当てた、ハートウォーミングなドタバタアドベンチャー。僕の頭の中にもいたりする…？
なによりやっぱりこの世界観の良さ…頭の司令部を中心に重要な思い出が生成されるとか、重要な思い出を元に形成される”性格の島”やら…長期記憶の保管庫迷路に…空想のための国、考えを運ぶ列車が走ってるやら…面白い！
お話にしても、ザ・陽キャのヨロコビ、ザ・陰のカナシミ…相反するこの2人を主軸に相互の必要性を認めていくような感じで、幼い時こそシンプルな感情で構成されていた思い出が複雑さを持っていくこの感じ…
人間の成長を凄い角度から表現しつつ、子供が無自覚に親に寄せられてしまう役割の苦しさなんかも描かれてたりして、かなり名作力を感じましたね…。染み染みと良い話だ…。
引き摺られるカナシミがかわいい。
個人的に気に入ったのは、抽象概念の分解の部屋、デカ・ブロッコリー・森です。
