◯アマプラ紹介文
11才の少女ライリーの頭の中の“5つの感情たち”─ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。遠い街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心の中で、ヨロコビとカナシミは迷子になってしまう。ライリーはこのまま感情を失い、心が壊れてしまうのか? 驚きに満ちた“頭の中の世界”で繰り広げられる、ディズニー/ピクサーの感動の冒険ファンタジー。観終わった時、あなたはきっと、自分をもっと好きになっている。
◯登場人物(DisneyキッズHPより)
・ヨロコビ
【役割】ハッピーな気持にさせる
【特技】面白い遊びを思いつく
【欠点】たまに空気が読めない
・カナシミ
【役割】???
【特技】みんなを盛り下げること
【欠点】自分のネガティブ発言に落ち込む
・イカリ
【役割】怒りを爆発させる
【特技】売られたケンカは絶対買う
【欠点】一度切れたら止められない...
・ムカムカ
【役割】嫌いなものを遠ざける
【特技】イカリを挑発すること
【欠点】気分屋で文句が多い。
・ビビリ
【役割】危険や恐怖から身を守る
【特技】「今日のキケン度」予測
【欠点】いつも隕石の落下を心配して いる
・ビンボン
3歳のころ、動物にはまっていたライリーが大好な動物をかけ合わせてつくりだした"空想上のともだち"。見ためは猫や象で綿あめのような肌感、さらになき声はイルカで、涙はキャラメル味のキャンディ。ヨロコビ、カナシミが、頭の中の司令部から放り出された先で出会う。
・ライリー
アイスホッケーが得意な元気な11才の女の子。住み慣れた自然豊かなミネソタを離れ、友達もいない都会のサンフランシスコで暮らし始める。それをきっかけに不安定になった彼女の頭の中の感情たちが、前代未聞の大事件を巻き起こす。
・ライリーのパパ
新しい仕事で忙しく、愛する娘の複雑な心境に気づかない。
・ライリーのママ
快活で愛情深い。いつも笑顔だったライリーの変化に戸惑う。
https://kids.disney.co.jp/character/yorokobi
以下、ネタバレあり
◯感想
感情の役割というか、感情を押し殺すとどうなるかというのを描くのが上手いな〜と思った。と、同時に、感情って5つなのか?とも思った。
5つの感情がそれぞれ同等の扱いではなく、ヨロコビという感情が主人公で、一番大切な感情というような描き方。
カナシミという感情が余計で邪魔だというような描かれ方だけど、最後にカナシミも重要だ!となる。
危機を引き寄せたのはカナシミのようで、実はイカリ。
◯あらすじ
アメリカのミネソタ州。
ライリー・アンダーセン誕生。ライリーの頭の中にヨロコビが誕生。その後カナシミ誕生。
ライリーの成長と、イカリ、ムカムカ、ビビリの誕生。
ライリーの頭の中にある「司令部」。ライリーの人生を幸せにするために感情たちは働く。ヨロコビがリーダー。
ライリーの思い出はボーリングみたいな球体。黄色(ヨロコビ)、青(カナシミ)、赤(イカリ)、緑(ムカムカ)、紫(ビビリ)。「長期記憶の保管場所」に保存。
ライリーの人生にとって重要な5つの思い出は、「特別な思い出」。すべてヨロコビの黄色。司令部で保管。
ライリーの頭の中の島。「ホッケーの島」「おふざけの島」「友情の島」「正直の島」「家族の島」。
ライリーを悲しませるだけのカナシミは「特別な思い出」に近づくことを許されない。それは、感染し、特別な思い出が悲しみの青に変色してしまうから。
ライリーの父の起業。家族3人でミネソタからサンフランシスコに引っ越す。問題発生。新居が狭くい。ボロい。薄暗い。引越トラックが来ない。
司令部も愚痴を言ってる。
カナシミは、ヨロコビの思い出を触り、青色にしてしまう。
ヨロコビはカナシミにマニュアル読ませ、近づかないようにする。ヨロコビは自分の力でライリーを幸せにしようと考える。
転校初日。
ライリーはヨロコビの思い出を回想しながらクラスで自己紹介。カナシミが触ったせいで、ライリーは泣く。青い思い出ができる。
カナシミが「特別な思い出」に近づくので、ヨロコビが止めようとする。揉める。「特別な思い出」に当たり、散らばる。
「長期記憶の保管場所」へ向かうホースに「特別な思い出」が吸い込まれる。取り戻そうとしたヨロコビとカナシミも吸い込まれる。
迷路のような「長期記憶の保管場所」に飛ばされる。「長期記憶の保管場所」と司令部のあいだには深く暗い「記憶のゴミ捨て場」がある。落ちたら戻れないだろう。
「おふざけの島」からほっっっそい棒を渡って司令部へ帰ろうとする。
司令部にはイカリとムカムカとビビリ。両親や学校に怒り、ビビリ、ムカムカ。
ライリーは学校でうまくいかなくて不機嫌。お父さんはテレビに夢中だったくせに、ライリーに怒る。
夜、ライリーに謝り、許してもらうためにお父さんはふざける。けれどライリーは乗らない。
ライリーの頭の中の「おふざけの島」が崩れる。
ヨロコビはなんとか「ゴミ捨て場」に落ちずに済む。
隣の島から戻ることにする。
「長期記憶の保管場所」が迷路みたい。
ライリーはミネソタで親友だったメグと連絡する。メグが新しい友達の話をする。ライリーはカッとなる。
ライリーの頭の中の「友情の島」が崩れる。
ヨロコビとカナシミはビンボンと出会う。最近思い出してくれなくなったビンボン。
ヨロコビは、ビンボンに司令部への道を教えてもらうことにする。
イマジネーションランド。
司令部へ向かう「列車」に乗りたい。発車間近。近道してゴミにされそうになる。
ライリーは、サンフランシスコでのアイスホッケーチームの入団テスト。失敗。
ライリーの頭の中の「ホッケーの島」が崩れる。
ライリーは昔ビンボンと手作りのロケットに乗って月へ飛んでいく遊びをしていた。その、月へ飛んでいくロケットもゴミ捨て場に落とされてしまう。
列車に乗る。
ライリーが眠る。列車は起きているときにしか走らない。
ヨロコビたちはライリーに怖い夢を見せることで起こすことにする。
夢の撮影所へ。
ビンボンが捕まる。ライリーが考えた怖いおばけ?を使ってヨロコビたちは牢から助け出す。
イカリはライリーに家出させる。
ライリーはミネソタ行きの高速バスの切符を買うために母親のクレジットカードを財布から抜き取る。
ライリーの頭の中の「正直の島」が崩れる。
列車脱線。再び「長期記憶の保管場所」へ。
司令部と「長期記憶の保管場所」を繋ぐホースでヨロコビとカナシミは司令部に戻ることにする。しかし、カナシミが近づくと「特別な思い出」が青くなってしまう。だからヨロコビはカナシミを置いて行こうとする。
ライリーの頭の中の「家族の島」が崩れる。
ヨロコビとビンボンは「ゴミ捨て場」に落ちる。
司令部の感情命令スイッチが黒くなり反応しなくなる。
ヨロコビは思い出す。ライリーがミネソタにいた頃、ホッケーの試合で負けて落ち込んでいるところを両親に励ましてもらった。友だちもライリーを囲んでくれた。ヨロコビはカナシミの意味に気づく。
ヨロコビとビンボンは、捨てられたビンボンのロケットを見つける。それで脱出を目指すが、あと一歩届かない。何回か繰り返すも上手くいかない。
最後、ビンボンはロケットから飛び降りる。
ヨロコビは脱出成功。ヨロコビはカナシミを探す。
ライリーが好きなアイドルを量産し、『魁!!男塾』の万人橋をさせる。うまくトランポリンも使ってヨロコビとカナシミは司令部に到着。
カナシミに司令を任せる。
ライリーはバスから降りる。家に帰る。泣く。
前の家に帰りたいという本心を話す。
新たな島ができる。司令部の感情命令スイッチが進化する。
ライリーはサンフランシスコで幸せに暮らす。